紅葉シーズン真只中の京都で、3泊4日の旅行を楽しんできました。予約や移動手段の工夫などで、大混雑の京都の秋も大満喫することができたので、モデルプランとしてまとめてみました。一部をピックアップすれば、1泊2日や2泊3日で旅行される方にも参考にしていただけると思います!
1日目
8:00 嵯峨嵐山駅
今回は混雑を避けて朝早くから行動を開始します。遠方にお住まいの方は前泊するのもおすすめです。大きな荷物は京都駅のコインロッカーに預けて嵐山までやってきました。
昼間は長蛇の列になる撮影スポットも、この時間は比較的空いていました!嵯峨嵐山駅から祐斉亭までは徒歩20分程度の道のりなので、もう少しゆっくり到着しても良かったのですが、せっかく人が少ない時間帯の嵐山で写真撮影を楽しみながら歩きたかったのでこの時間になりました。
9:00 祐斉亭
嵐山の築150年の建物である祐斎亭では、美しいリフレクションをみることができます。
一年中見学が可能ですが、なんといっても紅葉のシーズンは見応えがあります。
テーブルリフレクションが素敵なふたつのお部屋だけでなく、屋外では水面のリフレクションも楽しめました。
予約優先ですが、ベストシーズンには多くの人が訪れるため、ゆっくり撮影するのは難しいかもです。一方で、スタッフの方が「2,3枚撮影したら左にずれてください」などと声かけしていたので、そこまで待つことなく撮影ができました。見学料は2,000円でした。
10:30 常寂光寺
美しいモミジの木々を楽しむことができる常寂光寺。嵐山の中でも、紅葉シーズンにぜひ訪れたいスポットです。拝観料は500円で、事前予約は不要です。
紅葉シーズンには本堂・書院の内部並・中庭の期間限定拝観も実施されています。別途500円が追加で必要ですが、書院に座って紅葉を眺められる時間は格別なので、入ってみるのがおすすめです!
11:30 二尊院
「釈迦如来」と「阿弥陀如来」の二尊を祀ることから二尊院と呼ばれるこちらの寺院。さすが小倉山だなと感じられる素敵な紅葉を見ることができます。
ところどころに花手水も設置されていました。
13:30 さらさ西陣
この日のランチは築80年の銭湯旧藤の森温泉をリノベーションしたカフェ「さらさ西陣」でいただきました。昼食の時間よりは少し遅く、カフェの時間よりは少し早めに伺ったおかげか、ハイシーズンの休日でも待つことなく入ることができました。
なんだか落ち着く店内で、また次回カフェタイムに訪れたいなと思いました。
14:20 興臨院
紅葉のリフレクションが素敵な場所はいくつかありますが、京都の大徳寺興臨院もそのひとつ。他のスポットと比べると混雑具合が少しましので、予約なしでゆっくりリフレクションを楽しむことができました♡
リフレクションの机が、入り口の向かいの部屋の少しわかりにくい場所にあるので注意です!
そしてもちろん、お庭を眺めながらゆっくりするのも素敵なひと時でした。拝観料は600円です。
16:30 東急ステイ京都阪井座
一旦京都駅のコインロッカーまで荷物を取りに行き、ホテルにチェックインして荷物を置きます。
詳細は下記ブログに記載しています。
17:00 和栗専門紗織
モンブランで有名な紗織。なかなかチャンスがありませんでしたが、今回は予約をして、ついに訪れることができました!私は国産和栗のモンブラン「絽」(1,800円+税)を選びましたが、上品な甘さでぺろりといただけました。夕暮れ時の店内の雰囲気も素敵でした。
18:10 東急ステイ京都阪井座
晩御飯に、ホテル近くの錦市場やデパートでお惣菜を買って帰りました。ホテルの部屋にミニキッチンがあったりカトラリー類が用意されてたりするので助かりました。
2日目
8:00 東急ステイ京都阪井座
この日はホテルで朝食をいただきました。
京料理が重箱につめられた朝食を、インルームでゆっくりいただくことができます。
ホテルで調理するのではなく、ホテル近くの京料理のお店で調理したものを届けてもらうスタイルでした。
10:30 宝泉院
大原にある宝泉院では、お部屋から見える松の木が有名ですが、紅葉シーズンの休日の写真撮影は隣のお庭もおすすめです。
みんなが座ってゆっくりしている間に、人の写り込みを心配せずに90mmレンズで紅葉をたくさん撮影できました!
もちろん、お抹茶をいただきながら座ってお庭を眺めている時間も素敵でした♡
11:45 Somushi ohara
この日のランチは、大原にある韓国風カフェ「Somushi ohara」でいただきました。オープンして間もないこともあってか、他のご飯屋さんに比べ待ち時間ほぼなしで入ることができました。
この日は朝ごはんをたくさん食べていたので、お粥やカフェメニュー程度のボリューム感がちょうど良かったです。テラス席もありました。
14:00 圓光寺
ランチの後は、枯山水、微笑みが素敵なお地蔵さま、そして、圧巻の額縁庭園を楽しめる圓光寺にやってきました。
縁側に座って紅葉を楽しんでいる方が多いので(本来はそっちの方が正しい楽しみ方ですが笑)、最初はなかなか庭園を切り取った写真を撮影するタイミングがありませんでした。しかし、しばらく待っていると、お寺の方が「額縁のようにしてお庭を撮影したい方がいるので、前の方、一度場所を空けていただいていいですか」の一言が!おかげでお庭を綺麗に切り取った写真を撮影することができました♡
私たちは奥側の建物でこのラッキータイムに遭遇しましたが、手前側でもあるのかもしれません。
17:00 御幸町ONO
Instagramで人気になっているというおでん屋さん、「御幸町ONO」で晩御飯をいただきました。
白身はしっかり黄身は半熟のたまごやしっかり味のしみた大根といったおでん類はもちろん、生ハムで巻いたいちじくの天ぷらや生牡蠣など美味しく、味も見た目も◎のお店でした。
スッキリと整えられた動線の中、かっこよく料理を準備しているところを見ることができるので、カウンター席も結構おすすめです。
19:00 三井ガーデンホテル京都新町別邸
初日とは異なるホテルに宿泊したので、荷物を取りに行ってからチェックインです。ちょうどタクシーGOのアプリをダウンロードしたところで、使用期限の短いクーポン券があったのでスーツケースを受け取った後はタクシー移動にしてしまいました。とても快適でした(笑)
詳細は下記ブログに記載しています。
3日目
7:00 IZAMA(三井ガーデンホテル)朝ごはん
この日は三井ガーデンホテルの「居様/IZAMA」で朝ごはんをいただきました。IZAMAは、一度訪れてみたいなと思っていたレストランなので、別途予約せずとも朝からゆっくり食べられて幸せでした!
小鉢に入っている京料理たちは、見た目がもう既に魅力たっぷり。食べてみると、期待を裏切らない美味しさでついつい食べ過ぎてしましました。
9:00 京都着物レンタルきらり
某予約サイトでとても評価の高かった「京都着物レンタルきらり」で着物を借りて観光スタートです。(多くの着物レンタルショップでは、一番安いコースで予約しても、値段の高いランクの着物の方がよく見えて、結局値段が上がってしまうということがあります。しかしこちらでは、どの着物を選んでも2,500円のまま値上がりせず、ヘアアクセサリーもたっぷり使って素敵に仕上げてくれました!)
京都のど中心からは少し離れた伏見にありますが、駅近で、しかもこの日は車移動だったので、私たちにはちょうどいい立地でした。
10:00 車借りて出発
この日は車の方が回りやすい長岡京側のスポットをまわります。着物&下駄では大混雑の京都市バスに乗るのも大変なので、スニーカーも気軽に持ち運べる車での移動にして正解だったと思います。伏見駅近くにあるタイムズカーシェアを利用しました。
10:45 光明寺
長岡京にある浄土宗のお寺「光明寺」も、少し行くのが大変でも一度は訪れたい(私は一度と言わず何度も訪れたくなりました)紅葉の名所です。
素敵な花手水も見ることができて、心が和みました。
お寺の建物自体も立派なので、拝観時間は少し長めにみておくと安心です、
こちらの、薬医門と紅葉を撮影することができる場所は、出口付近にあります。一面に紅葉が敷き詰められた状況を撮影するには早朝の且つ人がまだ少ない時に、他の場所は一旦見学せずに、急いで行く必要がありそうです。
拝観料は1人1,000円で、事前予約は不要です。少なくとも混雑時は臨時駐車場を利用することになりますが、現金で1,000円を用意しておく必要があります。
13:00 ランチ
朝ごはんバイキングでたくさん食べてあまりお腹が空いていなかったことと、思ったよりも光明寺に時間を使ってしまって楊谷寺の予約時間が迫っていたこともあり、ランチはコンビニでゼリー飲料を購入して済ませてしまいました…。逆に次の楊谷寺で時間が少し余ってしまったので、これからスケジュールを立てる方は、楊谷寺の時間を少し遅めに持ってくるのもおすすめです。
13:40 柳谷観音 楊谷寺
手水舎や鉢にお花を敷き詰めた「花手水」発祥のお寺として有名な柳谷観音楊谷寺にお参りです。
「花手水」という言葉を聞くと、手水舎や鉢にお花を敷き詰めたものを連想する方も多いと思いますが(私もこちらの花手水しか知りませんでした)、実は元々、全く違う意味で「花手水」という言葉が使用されていました。花手水という言葉は、山の中の祠を参拝するときなど、近くに手を清めるための水がない場合に近くにある草花で手を清めることを指していたそうです。柳谷観音楊谷寺で、花を浮かべた手水舎・手水鉢そのものを花手水と呼びはじめたところ、その美しさから全国に広がり、有名になったそうです。
いつか行ってみたいと思いながらも、京都市内から少しアクセスが悪い場所にあるためなかなかお参りできていませんでしたが、今回ついに訪れることができました!
ちなみにですが、美しい紅葉を上書院から見るためには、予約が優先となり、混雑時は事前予約が重要となるようです。(花手水等、屋外の見学は予約不要のようです。)ただ、上書院に光が差し込んだとても美しい写真を撮影するには朝早く訪れる必要があるそうで、昼過ぎに訪れた私たちは、少し暗めの写真しか撮影できませんでした。混雑時間を避けてお参りできたのは嬉しいポイントでした!
16:50 車返却
車を返却して、着物レンタルショップに戻ります。
17:00 着物返却
着物を返却し、身軽になって晩御飯に向かいます。着物って華やかで素敵なので、京都の旅行では何回でも着たくなるのですが、1日の観光を終えて洋服に着替える瞬間だけは、「洋服!楽!最高!そりゃ洋服に取って代わられるわけだ!」という気分になりますね(笑)
17:50 ICHiMARU5
お腹が空いてきたので、清水寺に行く途中にわらび餅をいただきました。
18:30 清水寺
腹ごしらえの後、秋の夜間特別拝観を実施している清水寺へ行きました。ライトアップされた紅葉を楽しむことができます。
清水の舞台と紅葉と京都市内の夜景をまとめて撮影できるスポットは大人気で、最前列に到達するまで少し待つ必要がありました。私はカメラで参戦しましたが、夜景の撮影に慣れていない私のような人には、カメラよりも最新のiPhoneの方が手軽に素敵な写真が撮れそうでした!
ちなみに、「清水の舞台から飛び降りる」という言葉がありますが、あんなに高いところから飛び降りても生存率80%超えだそうです。(下に生えている木に引っかかるため。)明治時代に飛び降りは禁止されましたが、飛び降りた20%弱の方は亡くなっていると思うと考えさせられるものがあります。
20:00 麺匠たか松本店
「手軽にささっと済ませたいけれど、評価の高い店で美味しいものが食べたい!」というときはラーメンやつけ麺がおすすめです。予約ができないので並ぶのではと不安でしたが、運良く、待ち時間なしで美味しい「つけ麺(鶏魚介)」(890円)をいただくことができました。回転率が大事そうなラーメン屋ではなかなかカメラが出しづらく、スマホでぱぱっと撮った写真ですが、麺の雰囲気からも美味しそうな感じが伝わるのではないでしょうか…?
21:00 三井ガーデンホテル京都新町別邸
コンビニでちょっとした夜食を購入してホテルに戻ってきました。
4日目
8:30 ホテル発
この日は朝食をホテルの外でいただきます。最終日に大きな荷物を持ち歩きたくなかったので、スーツケースは近くのコンビニから家まで送ってしまいました!
9:00 朝食喜心
朝食専門のお店、「朝食 喜心」にやってきました。予約必須の人気店なので、休日でなくても早めの予約がおすすめです。
ひとつひとつの素材が本当に美味しく、朝ごはんにちょうどいい分量をいただくことができました。「朝食 喜心」では、白ごはん自体も楽しみながら食べることができます。まだ芯が残る、蒸す前のご飯から、最後のおこげまで、ご飯を存分に楽しむことができました。
汁物は3種類から選ぶことができ、時々メニュー変更もあるようなので、またぜひ訪れたいと思います。
11:00 ジャパニーズアイス 櫻花 (JAPANESE ICE OUCA)
河原町の商店街お土産物屋さんを見ながらゆっくり歩き、開店と同時に「ジャパニーズアイス 櫻花 (JAPANESE ICE OUCA)」に到着です。
私たちは、草あん団子とみたらし団子を注文しましたが、日本らしい素材のアイスがどれも魅力的で、どのアイスを上にのせるかかなり迷ってしまいました。
真っ白でおしゃれな店内なので、着物で訪れても素敵だろうなと思います。
13:30 河鹿荘
少し早く着いてしまったので、白龍園のお隣にあるお茶屋さんに入ってゆっくりしました。江戸時代末期の建物だそうです。
暖かい囲炉裏ばたに座りながら、窓から紅葉を眺められる素敵な場所だったので、早めに到着して良かったなと思います!
14:00 白龍園
荒れ果てた地となっていた山一帯が、少しずつ整備されて美しい庭園となった白龍園。苔と紅葉の素敵なコラボレーションを見学することができます。
あまり広い庭園ではないのですが、苔の保全のために入場できる人数が制限されていることもあり、ゆっくり楽しむことができました。
私たちが訪れた際は雨が降っており、最初は少し残念に思っていましたが、園の方から「雨の日以外は硬く閉じている苔も、雨の日はこうやって開いて綺麗な黄緑色になっているんですよ」と伺って、残念な気持ちが吹き飛びました!
18:30 京都駅
京都駅に戻ってきました。何度も訪れている京都ですが、またすぐに来たくなるんだろうなと思いながら帰路につきます。