こんにちは。社会人トラベラーの”のの”(@n17hello_world)です。
五島にあるNordisk Village Goto Islandsにて、ワーケーションとグランピングで素敵な時間を過ごしてきたので、モデルプランとしてまとめてみました。
ずっと家に引きこもっていて疲れてしまった方にも、テレワークに慣れてきて新しいことに挑戦してみたい方にもおすすめできる過ごし方ができたかなと思います!
今回は土曜日に出発して平日5日間テレワークで働き、次の土曜日に帰宅する7泊8日のプランのご紹介です。
後半でトータル費用もご紹介しますが、JALの「どこかにマイル」と”旅のサブスクリプションサービス”であるHafHを利用してとてもお得に楽しめました。
*Hyggeについて*
Hyggeとは「心が安らぐ」や「心地いい」といったニュアンスのデンマーク語で、デンマークで昔から人々が大切にしてきた価値観だそうです。
数年前に「The year of living Danishly : uncovering the secrets of the world’s happiest country (邦題:幸せってなんだっけ? 世界一幸福な国での「ヒュッゲ」な1年)」という本がブームになったことなどをきっかけに世界中で注目される言葉となりました。
巣ごもり生活が続く中、冬が長く家で過ごす時間も長い北欧で幸せに過ごそうとする生き方はとても参考になるのではないかなと思います。
そんなHyggeをテーマに、心地よく働き、心地よくグランピングをしたおかげで、普通に週に5日間働いたにも関わらずストレスフリーな一週間を楽しめました。
*今回のプラン*
1日目-土曜日-
6:30 空港集合
7:30出発のフライトだったので、6:30に羽田空港に到着しました。
少し時間があったので、サクララウンジでまったりしました☺︎(20代の方であれば、JAL CLUB EST会員になれば年5回までサクララウンジを無料で利用することができます。私よりも詳しい方々がブログで紹介されていますので、気になった方はぜひ検索してみてください。)
9:30 長崎空港からバスで長崎新地ターミナルへ
長崎空港からバスで五島へのフェリーが出港する港がある「長崎新地ターミナル」に向かいます。バスでは交通系ICカードが利用できたのでスムーズでした。
フェリーの出発時刻までに、港近くにある”ゆめタウン”というショッピングモールでブランチを済ませ、おやつを購入しました。
12:25 フェリーで福江港へ
長崎港からフェリーに乗って五島市にある福江港へ向かいます。フェリーの乗船時間は約4時間です。ジェットフォイルという高速船を利用すれば約1.5時間で福江港まで行けるのですが、便数が限られている影響で到着時間を早めることができない(出発時間が遅くなるだけ)ことと、料金に4,000円程度もの差があったことからフェリーを選択しました。
なお、前日までにVELTRA経由で購入すると、フェリーもジェットフォイルも少し安く乗れます。コンビニで発券することも考えると、旅行出発前に購入しておいた方が便利です。
17:00 レンタカーを借りて宿泊施設へ
福江港近くでレンタカーを借り、一旦Nordisk Village Goto Islandsへ向かいます。
初日と最終日はテントを予約していたので、テント泊の説明を受け、荷物を置きます。
18:00 晩ご飯
車でスーパーまで晩御飯を買いに行きました。
本当は地元のレストランで食事、といきたいところですが、このようなご時世なのでスーパーで新鮮なお刺身や果物を購入して持ち帰り、テントの横のテーブルで食べることにしました。テントに宿泊した場合は焚き火をしていただけると聞いて、マシュマロと竹串も購入したのですが、これが大正解で、食後に美味しい焼きマシュマロを食べられました♡
21:00 星空観察
ふと空を見上げると、なんと肉眼でも天の川が見えるほどの綺麗な星空がありました。レリーズもフィルターも赤道儀も何一つ持っていない星空撮影超初心者の私が撮影しても(そしてJPEG)このレベルの写真が撮れるぐらい綺麗な星空で、思わずスキップしてしまいました。
ちなみに使用したカメラはFUJIFILM X-T30、レンズはXF10-24mm F4で、こちらのURLの設定を参考にしました。
https://sp-jp.fujifilm.com/photography-tips/shootingguide/star/index.html
慣れている方であれば本当に素敵な写真が撮れると思います!
2日目-日曜日-
この日はレンタカーを使って島の教会巡りをしました。
残念ながら天気が悪く、綺麗な写真を撮影することはできませんでした。でも、日本の田舎の小さな島に、たくさんの教会が点在しているというのは本当に興味深く、歴史を詳しく学んでからまた五島列島巡りの旅に来たいなと強く思いました。
禁教令から2世紀後、日本の鎖国が終わって宣教師に出会った隠れキリシタンたちはいったいどんな感情だったのでしょうか。今と違って外の世界の情報を手に入れることができない中、直接洗礼を受けた人はもうこの世にいない状況で、急に自分たちの代になって宣教師が目の前に現れたら…?
ちょっと色々調べてみたくなりますね!
ちなみにですが、井持浦教会など島の西側に行く場合、島の真ん中を通るルートがおすすめです。私たちは島の南側の海沿いの道を使ってしまい、ぐねぐね道を長時間移動することになりました…(笑)
途中、堂崎マドレーヌのお店でマドレーヌとコーヒーのセットを購入しました。マドレーヌもですが、このアイスコーヒーも美味しいんです!
レンタカーを返す前に1週間分の水と食料を買い込みます。Nordisk Village Goto Islandsでは自転車を借りることができますが、自転車を借りたとしても平日に気軽に行ける距離に食品を買えるお店がないため、この日に一週間分スーパーで調達しました。
日曜日の晩ご飯はキッチンを借りて料理したので五島のお魚など生鮮食品を買えました。残りの日程分は、パックごはんやカップラーメン、レンジで温められるレトルトカレーに卵、野菜ジュース、みかんなどなど冷蔵庫&電子レンジ&電気ケトルを駆使したご飯となりました。このご飯だけは全くHyggeじゃないかもしれませんね…(笑)宿泊施設の方が、「ワーケーションで来られる人のために簡単に食べられるご飯の提供も考えてみる」とおっしゃっていたので、将来的には時間がない平日でもHyggeなご飯を買えるようになるかもしれません。
スクールハウスの部屋に移動し、キッチンを借りて晩ご飯作りです。
このキッチン、屋外にあるのですが、蚊がたくさんいました…!私はうっかりワンピースで足を踏み入れたため、蕁麻疹に見えるほどに?たくさん刺されてしまいました…(笑)
スタッフの方が虫除けスプレーと蚊取り線香を貸してくれたおかげでだいぶ少なくなりましたし、そもそも長袖長ズボンで行けば被害はかなり抑えられるので、私のようなキャンプ初心者の方は気をつけてください(笑)
スクールハウスですが、バストイレは共用です。廃校になった小学校のトイレ…?と少し怯えていたのですが、新築マンションのバストイレかな?と思うぐらい綺麗にリノベーションされていたので、全く怖さはありませんんでした。
3日目-月曜日-から6日目-木曜日-
さあ、ワークの1週間が始まります。
たまたまNordisk Village Goto IslandsがHafHに登録された直後に予約したため、一週間まるっと滞在できましたが、基本的には水曜日と木曜日は営業していないそうなので、場合によっては途中で他のホテルなどに移動する必要があるかもしれません。
Nordisk Village Goto Islandsの方が、「今後は水曜日と木曜日も営業するかもしれない」とおっしゃっていたので、事前に確認いただければと思います!
7:00 起床
テレワークになってからというもの、始業時間のギリギリに起きる日々が続いていました。でも、こんな場所にいたら早起きができてしまいます。
7:30 朝ご飯&洗濯
アメニティのコーヒーをいれて、朝ご飯をいただきます。
月曜と火曜(と土曜、日曜)は徒歩圏内のパン屋さん(wondertrunk&co. travel・bakery)が営業していますが、それ以外の日は宿泊施設の朝ご飯を頼むか、事前にスーパーで調達しておく必要があります。
パン屋さんのパンは、選びきれずにたくさん買ってしまってよかったと思う美味しさでした。(この写真、よく見るとパンにピントが合っていない…(笑))
宿泊施設で朝ご飯をお願いすると、バスケットに入った満足度の高い朝ご飯を食べることができます!
宿泊施設には洗濯機があり、洗剤や柔軟剤も置かれていました。ただ乾燥機はないので、仕事開始までに洗濯をして日光に当てて乾かすのがおすすめです。ハンガーの数は多くないので、まとめて洗濯したい場合は持っていったほうがいいかもしれません。
時間がある朝は、近所をお散歩してみるのも素敵ですね!
9:00 仕事開始
宿泊していた部屋だけでなく、カフェスペースをお借りして仕事をすることもできました。ランチの営業時間である11:30〜14:00は普段は宿泊客以外の方の利用も多いために、カフェスペースで仕事をし続けるのは難しいそうですが、その時間は部屋で仕事をしたり、季節によっては屋外で仕事も可能かなと思います。また、完全フレックスであれば始業時間を早めて昼休みを長めに取るといったこともできますね!
インターネット環境ですが 、宿泊施設のWi-Fiを使えば問題なく仕事ができるレベルでした。(上り下り10Mbps。ただしレイテンシは遅めらしく、職種によっては気になるかもしれません。)また、私が確認できたauとソフトバンクはあまり電波が入らず、テザリングで仕事をするのは難しそうです。docomoがまだ一番電波が入ると聞きましたが、仕事に適したレベルかは確認できていません。
12:00 お昼休み
カフェが営業している場合はカフェで食べるもよし、節約のために部屋の電気ケトルで卵入りカップラーメンを作るもよしです!
食後にスーパーで買ったラムネをのんびり飲む瞬間が最高でした。
13:00 仕事再開
後半も頑張ってお仕事です!
19:00 終業
快適な空間で効率が上がったのか、いつもより早く仕事が終わってハッピーな業後です。
19:30 晩ご飯
買い込んだ食品をレンジとケトルを駆使して調理しました(笑)
20:00 のんびり&お風呂
本を読んだり、いつもよりいっぱい話したり、星空を眺めたり(←外に出るときは蚊に注意です…!(笑))。普段であれば画面を見て過ごしてしまう時間もHyggeな時間に大変身です。
23:30 就寝
こんな日は、日付が変わる前に寝ちゃってもいいんじゃないでしょうか。
7日目-金曜日-
いよいよワーク最終日です。
日中は6日目までと同じスケジュールですが、最終日は朝にスクールハウスをチェックアウトして再びテント泊で楽しみます。そして一週間頑張ったご褒美に、晩ご飯は豪華なBBQをいただくことにしました。
仕事中カフェスペースを使わせていただいたお礼もかねて、高い方のコースを選んだのですが、お肉も魚介も野菜も、そして目の前の畑で収穫されたお米を使ったという焼きおにぎりもとっても美味しく、大満足の内容でした。
8日目-土曜日-
この日は朝一のジェットフォイルで島を出て、長崎へ向かいます。
福江港までは車で送迎していただきました。
飛行機まで少し時間があったので、港近くのショッピングモール”ゆめタウン”内のコインロッカーに荷物を預け、メガネ橋や平和記念公園に行きました。そして、行きと同じように、リムジンバスで空港に向かいます。
*費用について*
最後に、かかった費用(1人当たり)の大まかな金額を公開します。
どこで暮らしていても一週間である程度食費はかかることを考えれば、かなりお得にワーケーションとグランピングを楽しめました♡
-合計-
約¥67,000
-内訳-
¥12,000 航空券代
¥9,800 ホテル代(HafH予約6泊分)
¥8,000 ホテル代(ホテル予約サイトで予約した1泊分)
¥2,000 リムジンバス代(往復)
¥2,500 フェリー代
¥6,200 ジェットフォイル代
¥8,800 BBQ代
¥12,700 BBQ以外の食費
¥4,000 レンタカー代
¥1,000 ロッカー代、路面電車代など
航空券代:
JALどこかにマイルを利用して6,000マイルで往復しました。1マイル2円で計算しています。
ホテル代(HafH予約分):
1ヶ月に3泊まで泊まれるHafHのプランの料金が¥9,800です。2人でそれぞれ3泊ずつ2人分の部屋を予約して6泊分確保しました。入会時に紹介コインなどを受け取れたこともあり、そのコインを利用することで個室に2人で泊まることができました。入会時にもらえるコインを使い切ったあとは、ここまでお得に宿泊するのは難しいかもしれませんが、今回のワーケーションのために入会する価値はあったかなと思います。
紹介されて入った方がお得なので、紹介用のURLをこちらに貼っておきます!
ホテル代(ホテル予約サイトで予約した分):
1泊朝食付きの1人分のお値段です。
レンタカー代:
二人で利用したので2で割っています。
ちなみにですが、今回の滞在では、ほとんどの場所で現金不要での支払いが可能で、銀行やコンビニが近くにない状況でも快適に過ごせました。
以上、お得にグランピングとワーケーションを楽しむプランをご紹介しました。最後まで読んでいただきありがとうございました☺︎
Instagramにも素敵な場所の写真を載せているので、お時間あればご覧いただけると嬉しいです。