瀬戸内国際芸術祭(トリエンナーレ)開催中の直島で、泊まれる美術館として話題の「ベネッセハウスホテル」のパークデラックスダブルに宿泊してきました!
宿泊を検討されている方のために、写真と一緒にお部屋の様子や、利用してよかった宿泊者特典、設備などをご紹介します。
○ベネッセハウスホテルの部屋タイプ
ミュージアム
その名の通り、ベネッセハウスミュージアム内にあるホテルで、部屋数は10室です。
オーバル
ミュージアムからモノレールで移動した先にある6室しか客室のない棟で、オーバルに宿泊する人だけが訪れられる空間となっています。
ビーチ
全室がスイートタイプとなっており、目の前に広がる海を見ながら過ごすことができます。ショップやレストランにもアクセス抜群です。
パーク
芝生に点在する作品の奥に瀬戸内海の海を眺めることができるパーク棟は、安藤建築には珍しい木造のお部屋への宿泊が可能です。時の回廊目の前のラウンジもパーク棟にあり、気軽に、アートを楽しみながらコーヒーや紅茶をいただくことができます。
○ベネッセハウスホテルはこんな人におすすめ!
ベネッセハウスホテルは、美術館併設のホテルとして直島に建設されたホテルで、安藤忠雄氏の建築に宿泊するという素敵な経験ができます。ちなみに、ベネッセハウスミュージアムは直島で一番最初にできたミュージアムだそうです。
・短期間の滞在でも直島を満喫したい
・直島の王道を制覇したい
・アートの島を、せかせかせずに優雅に楽しみたい
・他の観光客が体験できない特別感を味わいたい
・子供がいるので余裕を持って観光したい
そんなニーズを満たしてくれる宿泊施設で、直島での思い出を更に素敵にしてくれること間違いなしです!
○アクセス・周辺情報
直島の港(宮浦港、直島港)から、無料のバスで行くことができます。
○お部屋の様子
私が宿泊したお部屋「パークデラックスダブル」は、ベネッセハウスホテルの中では比較的リーズナブルなパーク棟にあるお部屋です。
名前のとおり、目の前には芝生の公園が広がっており、ベランダからは時の回廊、そして海まで一望できます。
お部屋の内部は、安藤忠雄氏の建築にしては珍しい木造の建物となっており、お部屋の中にもアート作品が展示されています。
入ってすぐの場所で手を洗うことができます。奥にはお風呂とトイレがありますが、どちら側からでも使える設計ということでしょうか。
風呂は、一般的な家庭用のお風呂と同じようなつくりですが、かなり縦長に設計されており、多くの人が足を伸ばして入ることができるのではないでしょうか。
トイレはこんな感じです。個人的にはトイレの中に手を洗う場所があったほうが嬉しかったかなと思います。
○Wi-Fi環境
Wi-Fiは、YouTubeを見る際でも問題を感じるほどではないスピードでしたが、多くの人が利用するパスワードがかかっていないWi-Fiなので、セキュリティの問題上仕事用には不向きかなと思います。(もちろん全宿泊者共通パスワードだけでは仕事用に向いているとは言い切れませんが…。)
○食事
私たちは、「ミュージアムカフェ」で野菜たっぷりパスタ(1,250円)と鶏もも肉のコンフィ(パンセットで1,800円)をいただきました。
鶏は香りからいい匂いで、マスタードとよくあっておいしかったです。パスタも、野菜の美味しさを上手く引き出した味となっていました。
私たちは機会がありませんでしたが、洋食レストラン「テラスレストラン」や和食レストラン「日本料理 一扇」ではハイクオリティなモーニングやディナーが用意されているそうです。
○備品・アメニティ
歯ブラシやカミソリ、コーヒー・お茶など一般的なホテルで利用できるものは一通り揃っています。
ボディクリームが置かれていたのが嬉しいポイントです。
お水はひとり1日一本ずついただけました。
パジャマもバスローブも用意がありました。冷蔵庫の中身は有料です。
洗濯機、乾燥機はミュージアム棟にあり、無料で使うことができます。フロントに利用可否を確認してからの利用となり、台数が限られているので事前予約が安心です。私たちが利用した際は、夜遅い時間しか空いておらず、洗濯機に入れるところまでは自分たちで実施し、なんと乾燥機への移動とパーク棟までの運搬をホテルの方が代わってくれたのです。本当にありがたい。。
コンセントは、数自体に不満はありませんでしたが、写真のように大きな充電プラグがさせない箇所があり、大きな充電プラグが利用できる2箇所(もしかすると他にもあったかもですが、私は2箇所しか見つけることはできませんでした。)で順番での充電が必要になることもあるかもしれません。
ちなみにテレビは有料での貸し出しです。
○宿泊者特典
ベネッセハウスホテルには、「こんなに特典が着くなら、宿泊料は高くないのでは!?」と思える宿泊者特典が揃っています。
ベネッセハウスミュージアム・ヴァレーギャラリー
通常大人1,300円の料金がかかるところ、ベネッセハウス宿泊者は無料で何度でも鑑賞することができます。
また、21:00から23:00は宿泊者のみがベネッセハウスミュージアムに入場できる時間となっており、ゆっくり贅沢に楽しむことができます。23:00まではミュージアム棟以外の宿泊客は車での送迎をお願いすることができます。
杉本博司ギャラリー・時の回廊
パーク棟に併設されている杉本博司ギャラリー・時の回廊は、一般の観光客は事前予約が必要(鑑賞料金は1,500円)ですが、ベネッセハウスの宿泊者は好きな時にふらっと、しかも無料で何度でも訪れることができます。(ただし、一般の観光客向けのお茶とお菓子をいただくことはできません。)
また、一般の観光客は11:00から15:00までしか見学できませんが、宿泊客には時間の制限がないため、夕暮れ時や夜の時間など神秘的な雰囲気も楽しむことができます。
ミュージアムツアー
ベネッセハウスミュージアムのミュージアムツアーは誰でも参加することができますが、杉本博司ギャラリー・時の回廊のミュージアムツアーに参加できるのはベネッセハウスホテル宿泊者のみです。
ラウンジ
7:00から10:00及び15:00から23:00には、時の回廊の前のラウンジでゆっくりしたり、仕事をしたりすることができます。
コーヒーや紅茶も自由にいただくことができます。
こちらのラウンジのテーブルに使用されている木は、一番古いものでなんと木が発芽してから4,000年も経っているそうです。
南寺の整理券
本来であれば当日「本村ラウンジ&アーカイブ」まで整理券をもらいに行かなければならないところを、ベネッセハウスの受付で事前に予約をしてくれます。一度行かなくても時間が確定するのはとてもありがたいですね。
地中美術館・李禹煥美術館・家プロジェクト・ANDO MUSEUMの再入場
入場券をホテルのフロントに持参すると、再入場スタンプを押してもらうことができ、追加料金を払うことなく再入場できます。
宿泊者専用無料バス
ベネッセハウス周辺を循環している無料バスはありますが、それとは別に宿泊者専用の無料バスもあり、利用できるバスが増えるので行動の選択肢が増えます。
荷物の送迎
宮浦港でベネッセハウスの宿泊者専用バスに乗ると、スーツケースなどの荷物を預かってくれて部屋まで運んでくれるサービスがあります。また、帰りに地中美術館から宮浦港に向かった際には、バスから一旦降りなくてもチェックアウト後に預けていた荷物をバスに積み込んでくれました。
その他
その他、追加料金を支払えば朝ヨガやスパを楽しむこともできます。バーは現状週末のみオープンだそうです。
○お得な予約方法について
私は今回、HafHというホテルのサブスクサービスを通して申し込みました。HafHはハイシーズンでも必要となる費用が一定のため、かなりお得になる場合があります。最初はHafHの入会を迷っていましたが、HafHがJR西日本やJALとコラボしてくれたおかげで思い切って入会できてよかったです(笑)HafHは紹介で入ると100コインもらえるので、紹介入会用のURLをこちらに貼っておきます。
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